地産地消・自然素材、防災・シックハウス対策、後ずさりしながら進化する建築。それらを建築設計を通じて東京・高知で学んだ一級建築士のひとり言。


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タグ:安藤忠雄建築研究所 ( 21 ) タグの人気記事

フィッシュ・ダンス

フィッシュ・ダンスは主に3つのボリュームから構成されています。チェーンリンク
メッシュ製の魚のオブジェ、メタルパネル製の勾配屋根のカフェレストラン棟
(cafe Fish!)、とぐろを巻く蛇をイメージした銅板葺きのスパイラルタワー。
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Photo フィッシュ・ダンスとスパイラルタワー

銅板は高知県の土佐派でも比較的よく用いられる素材です。魚と蛇がガラスの
箱をサンドした部分は混沌としていて、カフェレストラン内部も意表をつくデザイン
がありました。後のグッゲンハイム美術館ビルバオにつながるイメージも何となく
感じられます。ビルバオは魚か蛇?今や建築界のノーベル賞といわれるブリツカー
賞を受賞したゲーリーですら、大学の教授に「君は建築に向いていない。」といわ
れた屈辱をばねにしたそうです。世間に注目されはじめたのはサンタモニカの
「ゲーリー自邸」の改修。建築家は簡単に諦めてはいけないし、理解される努力を
怠ってはいけないのだろう。
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Photo メリケンパークのフィッシュ・ダンス 

「フィッシュ・ダンス」建築data
竣工:1987年(神戸開港120年記念)、所在地:兵庫県神戸市中央区波止場町
用途:店舗(カフェレストラン)その他
設計:フランク・オーエン・ゲーリー(建築家)、監修:安藤忠雄、
備考:オブジェの高さ21m
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by onlyonea | 2008-01-16 00:10 | 建築設計 資料 (高知県外) | Comments(0)

六甲の集合住宅

最も個性的なのは第Ⅰ期の部分。実物は本を見て想像したものよりはるかに素晴ら
しかった。周辺の緑を海に見立て、建築が帆船のように海に漂っているイメージが良
くわかりました。緑の中に建築が沈み、揺らいでいる感じ。
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Photo 六甲の集合住宅Ⅰ

私たちが街中で目にするのは人工自然で、本来の自然とは人が容易に近づきがたい
ものです。「六甲の集合住宅」は豊かな自然と建築の対峙する様が見事に表現された、
そこにしかできないオンリーワンの建築でした。住戸はメゾネットが基本で、上階の人
が下階の人の屋上テラスを利用するように設計されています。メゾネットとはマンション
の住戸が2層以上で構成される形式で、上下階が内部階段で繋がれます。ル・コルビ
ュジエ設計の集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」にも採用され、2層分のVOIDを利用し
た天井の高いリビングや豊かな内部空間が実現されています。急斜面の岩盤を削り
建物をのせることはコンピューター解析により可能になりました。施工会社を見つける
のに苦労したそうです。構造設計もさぞかし大変だったのではないでしょうか。
この建築は竣工から約10年後に阪神淡路大震災を経験することになりましたが、
安藤建築の信頼性を高めたのは間違いないでしょう。意匠・構造設計と施工者が
誰一人手を抜くことなくきちんと仕事をした結果だと思います。
そういう意味では安藤忠雄さんが設計した建築の中でも、その勇気とチャレンジ精神
がいかんなく発揮された傑作建築といえます。
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Photo 豊かな自然
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Photo 貫通する屋外階段
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Photo 六甲の集合住宅Ⅱ

Ⅱ期の部分は屋上のフレームと貫通する屋外階段が特徴的。紅葉が美しかったです。
屋外階段から海を望み、出会いの場となることを考えて設計されているそうです。
オートロックですが、もし地域に開放されていたら、終日人がうろうろしていたかもしれ
ませんね。ユニテ・ダビタシオンにならって、プールやアスレティックなどのパブリック
スペースが充実しています。
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Photo 六甲の集合住宅Ⅲ
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Photo 巨大なVOID

Ⅲ期は屋上緑化や巨大なVOIDが印象的です。ヴォールト屋根など、竣工時期により
少しずつ異なる外観イメージを意図して設計されているようです。外部から各住戸が見
えにくく、よりプライベートな集合住宅になっています。

「六甲の集合住宅」建築data
所在地 兵庫県神戸市
竣工 Ⅰ期1983年、Ⅱ期1993年、Ⅲ期1999年
用途 集合住宅、構造 RC造
設計 安藤忠雄建築研究所
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by onlyonea | 2007-11-28 00:17 | 建築設計 資料 (高知県外) | Comments(0)

六甲の集合住宅 場所性(ゲニウス・ロキ)

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Photo 六甲の集合住宅ごしに神戸港を望む。

「六甲の集合住宅」は何期かに分けて設計され、竣工しています。急な坂を登って、
最初にたどり着いたのは後で増築された部分。屋上緑化されていて、ほとんどの
部屋から神戸港が見えるのかも?きっと夜景はやばいほど美しいはず。

高台から神戸港を見下ろす風景は、TVドラマ「華麗なる一族」で頻繁に登場しました。
こんなに素敵な場所で、小が大を食う合併が企てられていたとは。
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by onlyonea | 2007-11-24 09:06 | 建築設計 資料 (高知県外) | Comments(2)

六甲の集合住宅 紅葉

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Photo 紅葉

ここどこだかわかりますか?じつは神戸市にある「六甲の集合住宅」のエントランス
です。訪れたのは11月の中旬ですが、すでに紅葉が見られました。世界の建築家
安藤忠雄設計の集合住宅は、意外なほど豊かな緑に包まれていた。
そこには、自分がCGで描いていた建築と植栽の関係が、すごい完成度と密度で
実現されていて、うーん感動した!

皆様、3連休いかがお過ごしでしょうか?紅葉の中をドライブする人もいるのかも。
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by onlyonea | 2007-11-23 20:34 | 建築設計 資料 (高知県外) | Comments(0)

六甲の集合住宅 遠景

先日、神戸・大阪まで足をのばした。高知に比べて圧倒的スケールと密度の建築群。
六甲山を見上げると、おおなんと世界的建築家 安藤忠雄さんの設計した超有名な
「六甲の集合住宅」が見えました。今回撮影したPhotoも随時アップしていきますの
で、乞うご期待!関西はエスカレーターの立ち位置が東京と逆や。
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Photo 六甲の集合住宅
おかげ様でアクセス数8000になりました。
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by onlyonea | 2007-11-21 00:07 | 建築設計 資料 (高知県外) | Comments(0)

坂の上の雲ミュージアム アプローチ

松山市の中心商店街アーケードを出て、城山の方向へ向かうと、この建築が現れて
きます。敷地条件により三角形のプランでできたオンリーワン建築です。
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Photo 坂の上の雲ミュージアム外観
三角形をモチーフにした水盤が視界に入ってくると、いよいよ安藤忠雄建築の登場を
予感させます。幾何学形がダンスしているような感じ。
幾何学形は施工しやすいし、誰でも設計できます。しかし、その配置や構成により全く
異なった空間が生まれるので、似て非なるものができやすいのです。
例えば、あの大建築家ミース・ファン・デル・ローエのファンズワース邸だって、大草原
の中に単純な形をすごく慎重に置いているはずです。
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Photo 足元の水盤

「ミース・ファン・デル・ローエ」建築家data
ドイツ生まれ、アメリカに移住
代表的設計:バルセロナパビリオン1929、ファンズワース邸(別荘)1950、
シーグラムビル1958etc
普遍的空間ユニバーサルスペースを目指した近代建築の巨匠。
「Less is More」という彼の有名な言葉は安藤建築にも符合する。
何事も余分なものを削ぎ落とすと、わかりやすくなるものです。
ファンズワース邸は建築史上、最も過激な建築であるといえるかもしれない。
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by onlyonea | 2007-10-12 00:00 | 建築設計 資料 (高知県外) | Comments(1)

TIME’S(タイムズ) Ⅰ・Ⅱ

この建築は三条小橋のたもと、京都市の高瀬川沿いに在ります。安藤忠雄さん
(世界的建築家)設計の建築の中でも、最も前衛的で価値ある建築ではないかと
思います。一般的な商業建築とは異なり、店内が街路に完全にオープンになって
ないものが安藤さんの設計した店舗には多いようです。そして、迷路のような回遊
性をもった半屋外の空間を経て各店舗出入口へアプローチする構成。しかし、
この建築の最大のポイントは目前を流れている高瀬川です。打放しコンクリートで
なくコンクリートプロック(1期工事分)、陸屋根ではなくヴォールト屋根であるのは
建築と水路の関係を考慮しているのかもしれません。水路に張り出した曲面の
デッキが建築と水路の関係を高める装置となっています。
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Photo 三条小橋側からタイムズを望む
以前、TVでこの建築について安藤さんが語っておられました。安藤さんはスーツ姿
でいきなりしゃがみこみ高瀬川に手をつっこむと、水をチャプチャプさせながら、「水
の中に展示したりもできます。」と。いかにデッキと水路のレベル差がないかといった
パフォーマンスでした。デッキレベルにも店舗は在るので、実際、台風の多い高知
などではどうなのでしょうね。高瀬川は鴨川から分岐しており、その水量は常に一定
に保たれているそうです。タイムズの親水デッキと高瀬川の水位のレベル差は300
~450ミリで設計されたとのこと。高瀬川の水位データを検討されていたとしても、
親水と浸水を考えたら、普通の建築家はここまでする勇気はないと思います。
あえて、そこまでやったからこそ敷地を最大限に生かしたオンリーワンの傑作建築に
なっているのは間違いありません。
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Photo 龍馬通り側からタイムズを望む
尚、この建築は1期工事分と2期工事分に分かれており、2期工事によって南側の
龍馬通りまでがこの建築の路地空間で結ばれました。
「TIME’S(タイムズ)」建築data
竣工:第1期 1984年、第2期 1991年、所在地:京都府京都市中京区木屋町
用途:物品販売店舗、
設計:安藤忠雄建築研究所
構造:補強コンクリートブロック造(第1期)、RC造(第2期)
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by onlyonea | 2007-08-18 00:28 | 建築設計 資料 (高知県外) | Comments(0)

神戸港震災メモリアルパーク

阪神・淡路大震災後に神戸を訪れ、メリケンパークの「フィッシュ・ダンス」を見に行き
ました。カフェレストランの建築のそばにある巨大な魚のオブジェは、今にも動き出し
そうですが、微妙なバランスを保っています。
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Photo フィッシュ・ダンス 設計 フランク・O・ゲーリー、監修 安藤忠雄

その頃の神戸の街は大震災前と変わりなく感じました。しかし、フィッシュ・ダンスの
すぐそばに「神戸港震災メモリアルパーク」を発見。そこには阪神・淡路大震災で
崩壊したメリケン波止場が保存されていました。そのまわりを回廊で取り囲み、
自由に見学できるようになっています。また、震災時の写真などの展示スペースも
設けられていて、阪神大震災の記憶を風化させない貴重な施設になっています。
撮影時、修学旅行の団体が見学していたのですが、皆その場をなかなか立ち去ろう
とはせず、見入っていたのが印象的でした。
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Photo 神戸港震災メモリアルパーク
所在地 兵庫県神戸市中央区波止場町

台風4号が過ぎ去ったと思えば、新潟・長野で地震が起き、ライフラインが寸断され
た地域もあります。十分な飲み水や食料が確保されれば良いのですが・・・。
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by onlyonea | 2007-07-17 22:55 | 建築設計 資料 (高知県外) | Comments(3)

坂の上の雲ミュージアム スロープ

この建築の動線1階から4階すべての昇り降りに利用するスロープの幅は設計
段階でどのようにして決められたのだろうか。設計者としては法規の幅をクリア
した最低寸法でコストを下げたい。一方で、ゆったりとした動線を確保するために
できるだけ幅を広くしたい。一級建築士であれば誰しもこの相反する理想と現実
の間で調整し、クライアントとの打合せで決定するはずです。しかし、空間をデザ
インする建築家ともなると更に別の次元のことを考えたかもしれません。例えば、
大阪の心斎橋のアーケードは松山の大街道のアーケードより明らかに幅が狭い
のです。人口からすると逆ですけど、その分密度が大きくなり活気が生まれます。
もうおわかりだと思いますが、賑わいの演出。社会的許容範囲内で、できるだけ
狭くするなんてことも考えたのではないでしょうか。車椅子の回転を考えると有効
1500ミリ程度はあるはずです。余談ですが、私はスロープで玄関まで上がって
いける住宅を高知で設計し、実現しました。またの機会にご紹介しますね。

Photo:「坂の上の雲ミュージアム」新聞掲載の壁のスロープ
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by onlyonea | 2007-05-09 23:13 | 建築設計 資料 (高知県外) | Comments(2)

坂の上の雲ミュージアム 

先日、松山市にオープンしたばかりの「坂の上の雲ミュージアム」に行ってきま
した。設計は世界的建築家の安藤忠雄さん。行く前にプランを見ると三角形で
した。三角形の建築といえば日比谷図書館しか記憶になかったので、興味深
かったです。三角形の頂点を上手に使って設計していると感心しました。
4階まで、全てスロープで昇っていきます。海外の建築家レム・コールハースの
設計かと思われるほどスロープが多用されていました。当然スロープが長くなる
ため、そこにも展示していました。近代の3大建築家の一人フランク・ロイド・ライト
の設計したグッゲンハイム美術館がスロープを降りながら鑑賞する空間を用いて
いますが、あまり集中して鑑賞できないとの指摘もあるので、展示物を選んでいる
のだと思います。司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」は3人の人物を軸に物語が
展開されるそうで、3人だから三角形というのもありかなと思いました。
皆様はゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?
訪問者数5月5日で500になりました。555で今後ともよろしく。

「坂の上の雲ミュージアム」建築data
竣工:2006年11月、所在地:愛媛県松山市一番町3丁目20番地
設計:安藤忠雄建築研究所、建築家:安藤忠雄
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、規模:地下1階、地上4階
屋根:陸屋根、形態:2つの三角形をずらして配置した幾何学形。
photo01:VOID。空間が光と人に満たされる時、それは劇場と言えるだろう。
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Photo02:城山の緑を生け捕りにしたラウンジ。スロープ右側にも展示。
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by onlyonea | 2007-05-05 00:42 | 建築設計 資料 (高知県外) | Comments(7)