地産地消・自然素材、防災・シックハウス対策、後ずさりしながら進化する建築。それらを建築設計を通じて東京・高知で学んだ一級建築士のひとり言。


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稱名寺本堂

ガラス瓦のトップライトから降り注ぐ光が、明るい色に塗装された籠状の杉フレームを
照らし出します。光の滝が上から流れ落ちるような感覚でした。
a0100318_20222694.jpg
Photo 外観。ガラス瓦のトップライト

浄土宗のお寺なので光が注ぐ本堂中央に御本尊の阿弥陀如来が安置されています。
仏教のご本尊は宗派によって異なり主に阿弥陀如来・釈迦如来などがあります。
例えば鎌倉大仏が阿弥陀如来座像で無量寿・無量光如来です。
浄土系仏教は「阿弥陀如来と釈迦如来」を核としており
京都小倉山の二尊院では御本尊として二如来像がほぼ左右対称に並んでいます。

構造には粘りのある貫を積極的に取り入れて
いるそうです。明るい色のアプローチのスロープなど、
土佐派の素材を生かした寺院建築という印象を受けました。
a0100318_20261812.jpg
十二種類の光により幸福がもたらされますように

「稱名寺本堂」建築data
受賞 日本建築学会作品選集 2004年
竣工 2001年1月、所在地 高知県高知市、用途 寺院
設計 山本長水建築設計事務所
構造・規模 木造、一部RC造・地上2階地下1階

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by onlyonea | 2008-02-06 20:33 | 建築設計 資料 (高知) | Comments(0)

中芸高校格技場

土佐派を代表する山本長水さんは、地産地消を建築設計において実践されている
建築家のお一人です。木をジョイントするため(ボルトや筋交いなど)以外の目的に
おいては、金属材料を極力排除し、また見せないように設計されているように思わ
れます。100年以上もつということですが、解体時の廃材処理を考えれば効率的
です。竹の小舞下地漆喰塗壁などの自然素材は最終的に土に帰ります。
また、工業生産時に発生するCO2削減まで意識されているのかもしれません。
この大空間建築もあくまでも純粋な木造なのです。

内部は高知県産ひのきを曲げ加工した重ね梁の美しいアーチによる曲面天井と
漆喰塗壁の明るい大空間。トップライトは手動の可動式ルーバーにより調光可能
です。外部にはパネル化された下見板が用いられています。

無骨に木を編むという建築設計の姿勢は一貫されているのだと思います。
しかし「かたつむり山荘」における特殊解から「中芸高校格技場」における完全なる
統御(ごく自然に感じられる全体像)への飛躍などが、地方都市・高知で活躍する
建築家による日本建築学会賞受賞という大偉業をもたらしました。
a0100318_20462232.jpg

Photo 内観
「高知県立 中芸高校格技場」建築data
受賞:日本建築学会賞1999、竣工:1995年8月
所在地:高知県安芸郡田野町1203-4、用途:格技場
建築設計:山本長水建築設計事務所
構造設計:HF設計
構造:木造、規模:地上1階、延床面積486㎡
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by onlyonea | 2007-07-11 20:57 | 建築設計 資料 (高知) | Comments(0)

かたつむり山荘

この建築は高知県の山中にあります。土佐派を代表する建築家 山本長水さんの
デビュー作だといわれています。近づくのは容易ではありません。見学会も時折行
われているようですが、林道のくねくねカーブを登ります。間違っても低床ボディの
ホンダ車などで林道を登ってはいけません。枝の切れ端や石が床をヒットしてしまい
ます。ジープなんかがベストですね。
木造の山荘といえば、吉村順三さん設計の「軽井沢の山荘」が有名です。私は「かた
つむり山荘」から、ル・コルビュジェ設計の「ロンシャンの教会」を連想します。自由な
屋根型は同じく高知県五台山にある内藤廣さん設計の「牧野富太郎記念館」に負け
ないくらい複雑でユニークな形をしています。屋根の形から「かたつむり」という名前
がついたそうです。
a0100318_19191738.jpg

     photo01 かたつむり山荘 エントランス側 外観
a0100318_1924033.jpg

     photo02 外観 左上にハイサイドライト。右下にバルコニー。
a0100318_19244441.jpg

     photo03 かたつむり山荘 内観 

内部はプランを4分割したスキップフロアで、らせん状に舞い上がっていく空間構成。
VOIDにより「見る見られる関係」が生じ、ハイサイドライトから光がふり注ぎます。
現所在地には、高速道路建設予定地だったため、移築されたそうです。
丸太の木組み構造写真が施工会社である㈱猪野工務店のホームページに掲載され
ているので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

「かたつむり山荘」建築data
受賞:2002年JIA25年賞 
竣工:1969年12月、所在地:高知県長岡郡大豊町
用途:別荘+林業会社現場事務所
設計:山本長水建築設計事務所
施工:㈱猪野工務店
構造:木造(主要構造部丸太材使用)、規模:地上2階建、延床面積109.37㎡
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by onlyonea | 2007-06-29 19:46 | 建築設計 資料 (高知) | Comments(0)

高知の家 土佐派の家ブランド

1999年、山本長水建築設計事務所が高知県の「中芸高校格技場」
(構造設計はHF設計による)の設計により日本建築学会賞を受賞して、
土佐派ブランドが確立したといっても過言ではないだろう。
地方で活躍する建築家としては異例の快挙でした。
山本長水さんは土佐派の代表格です。
しかし、その一方でトップライトによる光と影のアーティストだと思います。
その光は人をおどろかせるというよりはさわやかなもので、意識しないと
見逃がしてしまいそうです。

「高知県立美術館」建築data
竣工:1993年3月、 用途:美術館・ホール
所在地:高知県 高知市 高須353-2
設計:日本設計、環境建築設計事務所、山本長水建築設計事務所
建築家:大竹五郎、 村上典昭、 山本長水
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
規模:地下1階、地上3階、延床面積: 11,723 ㎡
外壁:土佐漆喰塗(黒は松煙練り込み)、割り肌ストーンタイル
屋根:切妻、形態:水に浮かぶ納屋の群れ
photo:高知県立美術館アプローチではトップライトによる自然光のライン
が動線に導きます。 
a0100318_18335113.jpg

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by onlyonea | 2007-04-08 00:30 | 建築設計 資料 (高知) | Comments(0)