地産地消・自然素材、防災・シックハウス対策、後ずさりしながら進化する建築。それらを建築設計を通じて東京・高知で学んだ一級建築士のひとり言。


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タグ:原広司+アトリエ・ファイ ( 11 ) タグの人気記事

JR京都駅 設計コンペ

高知駅以前に建築家が設計に関わったJR駅舎といえば、辰野金吾さんの
「東京駅」、原広司さんの「JR京都駅」が有名です。
原広司さんは「有孔体論」において、「閉じた空間に孔を開けることが建築だ。」
と述べています。建築の外部と内部の関係は孔によって生じます。開口部の
位置や大きさ、形は建築設計においては非常に重要です。「光と風の建築」か、
否かもそれによって決まります。

このコンペは国内外の7人の建築家による指名コンペで、今や世界的建築家と
しての地位を不動のものとした安藤忠雄さんも参加されていました。安藤さんが
元ボクサーであり、独学で建築を学んだ型破りな建築家ならば、原さんは世界
の辺境の集落調査に明け暮れていた当時としては異色の東京大学教授でした。
最終的に最も高さの低い(約60m)原広司案が採用されました。その後、安藤
さんは東大教授に就任されました。コンペの結果について、安藤さんも自著
「連戦連敗」で、コンペの条件をあえて無視したので当然の結果といえるかも
しれないと述べています。
a0100318_2142377.jpg

photo01 外観 北側街路から京都駅を望む。周辺ビルと調和した高さ。

外部に対しては比較的大きな門型の孔を除けば基本的に閉じた箱で、スケール
ダウンのためボリュームを分節し、細かい部分を設計しています。また、ガラスに
より圧迫感を軽減。
a0100318_1013919.jpg

photo02 内観 東側デッキから「地理学的コンコース」を望む。

内部空間は西側に地理学的コンコースを設け、京都盆地を駅ビルの中に埋蔵し
ているかのようです。この部分が京都駅を京都らしいオンリーワンの建築にして
います。大勢の人が光やかすみの中、連続配置された大階段やエスカレーター
上を移動する光景を東側デッキから眺めるとき、京都を歴史上、数えきれないほど
の人が訪れ、出会い、活躍したことを想起させるといったら、言い過ぎだろうか。
幕末、高知出身の坂本龍馬(土佐藩脱藩浪人)や桂小五郎(長州藩)、西郷隆盛
(薩摩藩)などもここ京都で青春時代の大部分を過ごしました。変化に富んだ内包
された空間を様々な経路や場所から眺めることができるように設計されています。
空中経路には京都市内を見おろせる展望スペースもあるので、ぜひ一度通って
みてください。大階段や広場の空間もイベントなどに活用されていました。
駅デパートや飲食店も充実していて、一日中いても飽きないほどです。

ちなみに、京都の生菓子「八ツ橋」は有名ですが、あんこ入りでない「生八ツ橋」が
通好みだとか。

「JR京都駅」建築data
竣工:1997年7月
所在地:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
用途:駅舎、ホテル、商業施設、劇場、駐車場
意匠設計:原広司+アトリエ・ファイ建築研究所
構造設計:木村俊彦構造設計事務所 
施工:京都駅ビル建設工事共同企業体(大林組、鉄建建設、大鉄工業、
フルーア・ダニエル・ジャパン、公成建設)
構造:SRC造、S造、規模:地下3階、地上16階

おかげ様でアクセス数2000になりました。
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by onlyonea | 2007-06-25 22:10 | 建築設計 資料 (高知県外) | Comments(2)